化学基礎 質問内容(2019/3/4)
化学基礎 p163 演習問題☺(各問題文省略)
4⃣中和滴定による食酢の濃度決定
(3)水酸化ナトリウム水溶液のモル濃度は何mol/Lか。
<point!:中和の量的関係からモル濃度を求める。>
つまり、「水素イオンの物質量=水酸化物イオンの物質量」の関係から、
a×c(mol/L)×v(ml)/1000=a'c'v'/1000
※a(価数)×c(濃度)×v(体積 L)=a'(価数)×c'(濃度)×v'(体積L)
シュウ酸は2価のイオンで分子量126、水酸化ナトリウムは1価のイオンだから、
2×3.15/126 ×10ml/500ml=1×C×10.2ml/1000ml
計算すると、答:C=0.098mol/L
(5)薄める前の食酢中の酢酸のモル濃度〔mol/L〕と質量パーセント濃度を求めよ。
<point!:問題文に「5倍に薄めた」とあるので、薄める前の酢酸(1価)のモル濃度をCとすると、C/5と表せられる。>
つまり、「水素イオンの物質量=水酸化物イオンの物質量」の関係から、
1×C/5×10/1000=1×0.098×15/1000
※a(価数)×c(濃度)×v(体積 L)=a'(価数)×c'(濃度)×v'(体積L)
計算すると、C=0.735 つまり、答:0.74mol/L
また、「g/酢酸の分子量=質量パーセント」なので、
(※100人の生徒の中に女子が60人=60/100と同じ考え方)
酢酸の分子量は60だから、
x(g)/60=0.735(計算の時は0.74ではなく正確な数字に直す)なので、
x(g)=0.735mol/L×60
0.735/1000×60×100=%
計算すると、4.41 つまり、答:4.4%
5⃣二酸化炭素の定量
(2)気体中の二酸化炭素の物資量を求めよ。
<point!:p138の表7:価数による酸・塩基の分類を覚えること>
二酸化炭素+塩酸(※塩酸は10倍してそろえなくてはならない)
2(価)×x(mol)+1(価)×0.1(mol/L)×18/1000(L)×200(ml)/20(ml)…①
水酸化バリウム
2(価)×0.05(mol/L)×200/1000(L)…②
※下線部がポイント。水酸化ナトリウムの中和は200ml。それを20mlで中和したから、
塩酸を10倍してそろえなくてはならない。
中和なので、①=②
計算すると、(答)x=1.0×10^-3(1.0かける10の-3乗)mol
よく勉強している人の、いい質問ですね(^^♪。
この調子で、テスト勉強頑張ってくださいね。ファイト♪